こんにちは!ブル氏です!

ブル相場だいすき
東京オリンピック開催で盛り上がる日本!
本来なら空運やホテル業と共に突き抜けた存在になっているはずだった会社。
「非効率を効率化」する会社で保有していましたが、コロナショックで全株売却。
今回の決算でまた気になりだしたので検証したいと思いました。
ということで、この記事では「手間いらず(2477)」について検証していきます。
手間いらずはコロナショックで2020/3/19に株価3145円をつけました。
その後は順調に復調するも、綺麗なWボトムを形成し2020/8/20現在の株価は4665円と、大底から約1.5倍となっています。
それでは手間いらず(2477)を詳しく見ていきましょう!
もくじ
手間いらずってどんな会社?
手間いらず(2477)【https://www.temairazu.com/】は宿泊施設向けの予約管理システムの開発・販売をしている会社です。
「世界との繋がりがつくる豊かさ」という企業理念の元、世界中のモノやコトとの連携で手間を無くし、それによって創出されるたくさんの出会いや時間などが社会を豊かにしていくことを目指しています。
東証一部市場に2020年3月昇格。
2020/8/20現在、時価総額は約300億円
事業内容はアプリケーションサービスとインターネットメディアの2つです。
アプリケーションサービスは「手間いらず」という宿泊施設の予約管理システムを扱う部門。
インターネットメディアは「比較.com」という比較サイトの運営。
その売り上げ内訳はアプリ部門98%、インターネット部門2%です。
ほとんどが手間いらずによるものですね。(会社四季報2020夏号より)。
実はこの手間いらず、今乗りに乗っているストック型ビジネスなのです。
大株主TOPは社長の渡邉氏で約76.5%と7割以上もの保有率があります。
以下2位~10位は証券会社などの機関投資家がずらりと並んでます。
そのため浮動株が8%と極度に少ないことが特徴です。

浮動株が少ないと値動きが激しい傾向
手間いらず社の「手間いらず」とは
手間いらずとは複数の宿泊予約サイトを一元管理するホテル向けのシステムです。
僕はこれを見たとき、世の中が徐々に便利になっているのを感じました。
ホテルマン目線で考えてください。
その昔、宿は電話予約でした。
ホテルマンは予約やキャンセルの対応から宿泊者管理、空室管理とやることがたくさんです。
インターネットが普及し、ネット予約が始まりました。
24時間いつでもどこでもネット予約、便利になりましたね。
ですが思いませんか、昨今の予約サイトの乱立で「結局どこから予約とったらいいのよ!」
多くの人が様々なサイトから予約をします。
様々な予約サイトから予約が入ると、ホテルマンはかえって見るべきところが増えます。
ホテルマン側から見ると、本当に便利になったのか!とすら思います。
そこで、登場するのが「手間いらず」です。
無数の外部予約サイト―ホテルの自社予約サイト―旅行代理店など全ての空室管理や宿泊に関する情報の管理を一元化します。
僕は全く別業界の人間ですけど、もしホテルマンならこれめちゃくちゃ嬉しいと思います。
手間いらずを使うだけで、宿泊管理業務をすべてできるのです!
そして公式HPによると、国内サイトコントローラーでNO.1だそうです!※2020年1月時点
なんでもそうですけどNO.1は間違いないですよね。
オフィシャルサイトには「手間いらず」についてこう書いてありました。
従来の予約管理体制では、オーバーブッキングのリスク回避のために客室在庫数を宿泊予約サイト毎に分散して登録をしていたため、各予約サイトでの在庫管理に手間がかかる上に、売れ残りが発生する場合がありました。「手間いらず」を使うと、予約取得・在庫調整を自動で行うことができるため、在庫管理の効率化に繋がります。また、複数の宿泊予約サイトの一元管理が可能になるため、売れ残りの発生を最小限に抑えることができます。(公式HPより)

「非効率を効率化」してる。スキ。
「手間いらず」でできること
ここまで引っ張っといてごめんなさい。
これに関して詳しくは公式HPのこのページを見た方が早いです。
ですが、一応できることを簡単にまとめると
- 一括・複数の予約サイトからの予約やキャンセルを一元管理
- 自動・空室状況に応じた価格の自動調整
- 効率・予約情報の通知の方法も手間いらず流に一元化
- 分析・宿泊データを記録しグラフ化、経営分析に活用
- その他・運営本部からデータ閲覧可能、自社サイト予約への誘導、自動ケーキ予約
などです。
自動ケーキ予約?
ケーキ付の宿泊プランを予約と同時に、自動的にケーキが注文されるみたいです。
こんな細かいところでも、手間が省けています。
「売り上げがー収益がー」ってのは置いといて、おもしろいですよね。
業績と成長性は、どう?
年間比は着実に20%ずつ成長しています。(今年はちょっと。)
前年同期比も20%以上も成長(当四半期はちょっと。)
直近四半期比は弱いです。が大きなマイナスもなく、どちらかというと現状維持です。
オニールが「Cの章」と「Aの章」で最も重要視するEPSはどうでしょうか。
年間比は今期予想以外は25%以上成長を見せています!
今年は現状維持です。ってコロナでこれなら十分だろ!と個人的には思います。
前年同期比も毎四半期25%以上成長を見せています!
当四半期もなんとかプラスで終わっています。ってインバウンド銘柄がコロナでこれなら超優秀だろ!と個人的には思います。
直近四半期比は徐々に切り下がってきています。ってだいぶ持ちこたえてる方だぞ!と個人的には思います。
財務状況はどう?
会社四季報2020夏号によると
- 現金同等物 33億4500万円
- 利益余剰金 19億9700万円
- 有利子負債 0円
- 自己資本率 93.2%
無借金経営です!
自己資本率90%オーバーです!
めちゃくちゃ堅実、優秀です。
懸念材料があります。
オリンピック特需のインバウンド銘柄として大飛翔するのではと注目していました。。。
しかしこの新型コロナの影響で低迷中。。。
オリンピックが無事開催されるか、新型コロナが収束し旅行業界が盛り上がるかがカギとなります。
現在は新型コロナで渡航客99.9%減。。
インバウンド、観光業には絶望的に厳しい状況下ですし、しばらくは日の目を見ないでしょう。。。

と思っていたのは僕だけでした。
手間いらずは、この期間に新機能の追加や新バージョンの開発、外部システムとの連携、など機能性、利便性を追求し選ばれる商品となることを目指し頑張りました。
その結果、当期の新型コロナによるマイナスインパクトは5000万円と予測しています。
ほとんどインバウンドが0になったにもかかわらず、この程度で済むのです。
なんといってもストック型ビジネスモデルのため、宿泊者数がどうあれ、契約されているだけでお金が入るのでしょう。
最近のビッグニュース、好材料、新情報は?
手間いらず、今期経常は2%増で7期連続最高益、0.5円増配へ(8/3発表)
手間いらず <2477> が8月3日大引け後(15:00)に決算を発表。20年6月期の経常利益(非連結)は前の期比31.8%増の11.6億円に拡大し、21年6月期も前期比1.6%増の11.8億円に伸びを見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、増益になる。同時に、今期の年間配当は前期比0.5円増の27円に増配する方針とした。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(4Q)の経常利益は前年同期比11.6%増の2.7億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の67.8%→72.6%に上昇した。(株探より引用抜粋)
7期連続増収増益最高益です。ストック型収益の積み上げがしっかりと効いている証拠ですね。
特に注目すべきは、売上営業利益率が72.6%に上昇したことです。
とんでもない利益率!
売り上げた分ほとんど利益になってます。
株価のトレンドはどうか?
約2年のチャートです。
コロナ前まで順調に右肩上がりでした。
コロナショックで上昇直前まで落ちましたね。
でもここ半年を見るとWボトムを作っています。
このままWの真ん中の山を越えたらブレイク完了!上昇トレンドスタートです!

もう1回ふるい落としに注意したい
手間いらずのまとめ
手間いらず社の「手間いらず」はホテルマンのための便利機能満載システムでした。
人間は効率化がとっても好きな生き物です。
一度この超効率的なシステムを利用してしまうと、前のめんどくさい業務には戻れないという「禁断のシステム」でもあります。
ホテル側も経営を軽くするためにも、業務効率化のためにもどんどんシェアを拡大していくことは目に見えてます。

僕は「非効率を効率化」する会社がとっても好きです。
そして、シェア拡大すればするほどストック型ビジネスの恩恵も受けられます。
しかも、利益率は脅威の70%越えです!
書いててわくわくしてきました。
これからはコロナの問題だけです。
手間いらずは持ちこたえるだけの体力はあります。
収束した暁には待ちに待った大飛翔を見たいものですね。
時価総額は約300億の小型株です!(ギリギリセーフということで)
7期連続・増収増益最高益の成長株です!
財務安定性も優秀!利益率70%越え!Wボトム!ブレイク寸前!
さぁみなさん、手間いらず〈2477〉を小型成長株監視リストに入れましょう!!!

大飛翔に乗りたいなぁ(資金不足)
※他の銘柄も探してみましょう!

※CAN-SLIMのまとめ記事はこちらです

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