第1章「総則」法規で大事なのはまず定義【海上衝突予防法】

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ブル
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こんにちは!ブルです!

 

今日は海上衝突予防法
第1章「総則」
について勉強していきます。

 

海上衝突予防法

第1章 「総則」(第1~3条)←これ!

第2章 「航法」

・第1節 あらゆる視界の状態における船舶の航法(第4~10条)

・第2節 互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法(第11~18条)

・第3節 視界制限状態における船舶の航法(第19条)

第3章 「灯火及び形象物」(第20条~31条)

第4章 「音響信号及び発光信号」(第32~37条)

第5章 「補足」(第38~42条)

 

そして!!
この第1章「総則」は

第1条「目的」
第2条「適用船舶」
第3条「定義」

の3つから成り立っています。

 

とくに第3条「定義」は今後なが~く続く海上衝突予防法の言葉の根本となるものです。
丸暗記しましょう!

ブル
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筆記口述試験でもよく出るよ!

それでは早速行きましょう!

 

第1条 「目的」

この法律は何のために、何が書いてあるのか!

第1条 この法律は、1972年の海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約に添付されている1972年の海上における衝突の予防のための国際規則の規定に準拠して、船舶の順守すべき航法、表示すべき灯火及び形象物並びに行うべき信号に関し必要な事項を定めることにより、海上における船舶の衝突を予防し、もって船舶交通の安全を図ることを目的とする。

難しくごちゃごちゃ言ってますけど「及び」だの「並びに」だのを無視すりゃいいんです。

ここで言ってるのは

海上衝突予防法は

船舶の交通安全と衝突予防のために

  • 順守すべき航法
  • 表示すべき灯火&形象物
  • 行うべき信号

が書いてあるよ~ってことです。

逆に言えば海上衝突予防法ってこの3つだけしか書いてないんです。

だから余裕です!気楽にいきましょう!

 

第2条「適用船舶」

この法律が効く船はどんな船か!

第2条 この法律は、海洋及びこれに接続する航洋船が航行することができる水域の水上にある次条第1項に規定する船舶について適用する。

海洋及びこれに接続する航洋船が航行することができる水域の水上?

これってつまり
「海と海に繋がってる水域に行ける水上の船」ってことです。

イメージしてください。ものすごく幅広いですよね。
では逆に適用されない船舶、例外をイメージしてください。

 

 

・・・イメージできましたか?

例えば、、

琵琶湖や十和田湖などの湖は、海とつながってないのでこの法律は効きません。
潜ってる潜水艦、離水した水上航空機は、水上にないのでこの法律は効きません。

ブル
ブル

海から顔を出している潜水艦は水上にあるので、適用されるよ!

 

第3条「定義」

今後、海上衝突予防法において「航行中の動力船」や「視界制限状態」といった言葉がたくさん出てきます。これらを説明できますか?

第3条では、海上衝突予防法の根本である言葉たちをしっかりと定義していきます。

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1「船舶」

第3条 この法律において「船舶」とは、水上輸送の用に供する船舟類(水上航空機を含む。)をいう。

そのままですね。水上にぷかっと浮かんで人や物をのせていたらそれはもう船舶です。
巨大豪華客船から水上オートバイまで船舶です。

2 動力船

3-2 この法律において「動力船」とは、機関を用いて推進する船舶(機関のほか帆を用いて推進する船舶であって帆のみを用いて推進しているものを除く。)をいう。

3-1の「船舶」の中で、機関をつかって走るものを「動力船」といいます。

ディーゼルエンジンやら蒸気機関やら電気推進装置やらがついていて、それで進んでいれば動力船です。
また、()書きのところは帆船が機関を持ってるのに帆だけで走ってる船を除いています。

3 帆船

3-3 この法律において「帆船」とは、帆のみを用いて推進する船舶及び機関のほか帆を用いて推進する船舶であって帆のみを用いて推進しているものをいう。

帆しかないから帆で走ってる帆船
機関があるのに帆で走ってる帆船
(上記、動力船で除外されている部分)

これらを帆船といい、それ以外は動力船です。

ブル
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ほぼ動力船や

4 漁ろうに従事している船舶

3-4 この法律において「漁ろうに従事している船舶」とは、船舶の操縦性能を制限する網、なわその他漁具を用いて漁ろうをしている船舶(操縦性能制限船に該当する者を除く。)をいう。

「漁ろう」とは漁業のことです。
「漁ろうに従事している船舶」は縄や網などの漁具で漁業をしていて、操縦性能が制限されている船のことをいいます。

漁ろうに従事していない漁船=漁場に向かってる、魚を運搬してる、漁港に帰ってきてる
これらは漁ろうに「従事」しているとは言えないので、ただの動力船です。

漁ろうに従事してるが、操縦性能が制限されてない=一本釣りの遊漁船、引き縄をしている漁船
操縦性能が制限されるような漁具ではないので、これもただの動力船です。

5 水上航空機

3-5 この法律において「水上航空機」とは、水上を移動することができる航空機をいい、「水上航空機等」とは、水上航空機及び特殊高速船(第22条第3項に規定する特殊高速船をいう。)をいう。

そのままです。

水上航空機は水上を移動できる航空機。これです。

水上航空機等は水上航空機と特殊高速船のこと。
特殊高速船はおおむね表面効果翼船のことです。
こんなのです。

表面効果を使って超高速で飛ぶ飛行機みたいなものをイメージしてください。

6 運転不自由船

3-6 この法律において「運転不自由船」とは、船舶の操縦性能を制限する故障その他の異常な事態が生じているため他の船舶の進路を避けることができない船舶をいう。

運転不自由船は、船を避けたくても避けれません。

なぜなら、故障やその他の異常な事態が発生してるからです。

ぶっ壊れた!ぶっ飛んだ!効かない!
何かとんでもないことが起こっている!!
運転不自由船にはそんなイメージがあります。

「他の船舶の進路を避けることができない」というのは、本来避けるべき見合い関係でも避けれないという意味です。(なぜなら舵が壊れてるから、エンジンが壊れたからなど)

7 操縦性能制限船

3-7 この法律において「操縦性能制限船」とは、次に掲げる作業その他の船舶の操縦性能を制限する作業に従事しているため他の船舶の進路を避けることができない船舶をいう。
(1)航路標識、海底電線又は海底パイプラインの敷設、保守又は引揚げ
(2)しゅんせつ、測量その他の水中作業
(3)航行中における補給、人の移乗又は貨物の積替え
(4)航空機の発着作業
(5)掃海作業
(6)船舶及びその船舶に引かれている船舶その他の物件がその進路から離れることを著しく制限するえい航作業

操縦性能制限船は、運転不自由船と同じように、本来なら船を避けたくても避けれない船です。

ただしその理由が違います。故障ではなく、何か作業をしているからです。

あー!お仕事忙しい忙しい!
周りを見る暇も、避ける暇もないわ!
操縦性能制限船にはそんなイメージがあります。

操縦性能を制限する作業は条文に書いてあります。覚えましょう!

(6)の意味がちょっとわかりにくいですね。
えい航船が引っ張ってる船(物)が進路を変えられないという意味です。

8 喫水制限船

3-8 この法律において「喫水制限船」とは、船舶の喫水と水深の関係によりその進路から離れることが著しく制限される動力船をいう。

「船舶の喫水と水深の関係により」=船からすると水深が浅く、今の進路でギリギリいっぱいだから

「その進路から離れることが著しく制限される」=避けるとか避けないとかじゃなくて、この進路から離れられない!

喫水制限船は、こんなイメージです。

9 航行中

3-9 この法律において「航行中」とは、船舶がびょう泊(係船浮標又はびょう泊をしている船舶にする係留を含む。以下同じ。)をし、陸岸に係留をし、又は乗り揚げていない状態をいう。

・錨泊をしてる
・陸岸、錨泊船、係船浮標に繋がってる
・座礁してる

「航行中」というのはこれ以外の時全部です。

ブル
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直接でも間接的にでも地球にタッチしていたら、航行中じゃない

 

10 長さ

3-10 この法律において「長さ」とは、船舶の全長をいう。

船にはいろいろな種類の長さがありますが、

海上衝突予防法で長さといったら全長(船首一番先から船尾一番おしり)のこと!

 

理由を考えたら簡単です。そもそもこの法律は何のためにありましたか?

船が衝突しないためです。

衝突するかどうかは、船首船尾の1番出っ張ったところを知る必要があります。

 

例えば、人が鉄棒に頭をぶつけるかどうかは、座高ではなく身長が関係するのと同じです。

11 「互いに他の船舶の視野の内にある」

3-11 この法律において「互いに他の船舶の視野の内にある」とは、船舶が互いに視覚によって他の船舶を見ることができる状態にあることをいう。

「互いに他の船舶の視野の内にある」というのは、船同士がお互いに目で見えているということです。

肉眼でも、サングラスでも、双眼鏡を使ってもかまいません。

とにかく目で見て、相手船がどこにるかお互いに確認しあっている状態のことをいいます。

 

ただし!レーダーやECDISなどでは確認しあっていても、実際に目でどこにいるか見えているわけではないので、あてはまりません。

また、この状態になって初めて適用される法律が出てきますので、覚えておいてください。

12 視界制限状態

3-12 この法律において「視界制限状態」とは、霧、もや、降雪、暴風雨、砂あらしその他これらに類する事由により視界が制限されている状態をいう。

「視界制限状態」というのは、自然環境の理由で視界がない状態のことです。

その一例が、霧、もや、降雪、暴風雨、砂あらし、その他これらに類する事由とあります。

目に眼帯してるから、暗くて目が慣れてないから、視力が落ちたからなどといったものは、当然あてはまりません。

また、この状態になって初めて適用される法律が出てきますので、覚えておいてください。

まとめ

 

 

海上衝突予防法 第1章「総則」を簡単にまとめていきます。

 

第1条 目的
何のために何が書いてある法律か!

船舶の交通安全と衝突予防のために
・順守すべき航法
表示すべき灯火&形象物
・行うべき信号
の3つが書いてある
第2条 適用船舶
どんな船に効く法律か!
海と海に繋がってる水域に行ける水上の船
第3条 定義
この法律にでてくる言葉の意味は!

12個あるから覚えるべし!
以上です。
次はいよいよ、第2章「航法」です。
ここで出てきた言葉が分かってる前提で進んでいきますので、しっかり覚えましょう!!
ブル
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