第13条「追越し船」追い越すんなら、ちゃんと追い越せ【海上衝突予防法】

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ブル
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こんにちは!ブルです!

今日は

海上衝突予防法

第2章「航法」の

第2節「互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法」にある

第13条「追越し船」

について勉強していきます。

 

海上衝突予防法

第1章 「総則」(第13条)

第2章 「航法」

・第1節 あらゆる視界の状態における船舶の航法(第410条)

・第2節 互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法(第1118条)←ここ!

・第3節 視界制限状態における船舶の航法(第19条)

第3章 「灯火及び形象物」(第20条~31条)

第4章 「音響信号及び発光信号」(第3237条)

第5章 「補足」(3842条)

 

第2節 互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法

第11条 適用船舶

第12条 帆船

第13条 追越し船←そしてここ!

第14条 行会い船

第15条 横切り船

第16条 避航船

第17条 保持船

第18条 各種船舶間の航法

 

前回の第12条「帆船」はみなさんにとって、

イージーすぎて歯ごたえがなかったんじゃないでしょうか。

帆船同士の航法って非現実的ですよね。

ブル
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実際俺はナミの下乳ばっか見てた

第12条「帆船」麦わらの一味・航海士ナミも覚えた帆船の航法【海上衝突予防法】
海技士、航海士をめざす上で避けては通れない海技試験。法規の分野でまず一番最初に覚えるべき基本が「海上衝突予防法」です。今回は海上衝突予防法の第2章「航法」のから第12条「帆船」を解説。帆船乗るつもりなくても、3つしかないんで覚えられます。みなさんの筆記試験、口述試験の突破を祈ります!

 

 

さて、これからいよいよリアル実用的な条文に入っていきます。

ここからがホントの第2節「互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法」です。

 

それでははりきっていきましょう!!

 

追越し船のその方法について

第13条 追越し船は、この法律の他の規定にかかわらず、追い越される船舶を確実に追い越し、かつ、その船舶から十分に遠ざかるまでその船舶の進路を避けなければならない。

「他の法律の規定にかかわらず」

ということは、絶対に守れ!ということです。

他の法律が何と言ってようが、ここの条文は守ってください。

 

じゃ、内容はいります。

追越し船は前の船(追い越される船舶)を確実に追い越し、十分遠ざかるまでその進路を避けなければならない。

 そのままですね。

では、逆に何をやったらNGなのか考えてみます。

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①中途半端に追い越すのはNG

追い越すなら確実に追い越しましょう。

追い越せないなら、最初から追い越そうとするのはやめましょう。

②十分遠ざかってないのにその進路を避けないのはNG

具体的に言うと、追越し直後にまだ距離が近いのに船首をかぶせてくる行為です。

高速フェリーが鈍航船を追い越して、置き去りにする場合ならまだしも。

スピードのたいして変わらない鈍航船同士で追越しが発生したシーン。

十分に追い越せてない状態で後続船側へ船首をかぶせるのは危険です!

十分に遠ざかるまでその進路を避けなければいけません!

 

ところで、これってどっかで見たことあるような感じですね?

第8条「衝突を避けるための動作」にどことなく似た感じです。

つまり、追越し船の航法ではありますが、衝突を避けるために言ってるんです。

ブル
ブル

必ず守りましょう!

 

追越し船だ!と判断する条件

2 船舶の正横後22度30分を超える後方の位置(夜間にあっては、その船舶の第21条第2項に規定するげん灯のいずれをも見ることができない位置)からその船舶を追い越す船舶は、追越し船とする。

「追越し船は後ろから追い越す船だ」

ということは誰でもわかると思います。

 

じゃあその「後ろ」ってどこからどこまで?

真後ろはいいとして、右後ろはどこら辺までが後ろ?

 

これに答えているのがこの条文です。

絵で見た方が理解が早いでしょう。

国交省海難審判所HPより引用

 

これを文字であらわすと、

正横後22度30分を超える後方の位置から追い越す船は「追越し船」である。

となります。

そして、夜間は舷灯の見えない位置から追い越す船です。

ブル
ブル

ちなみに2230分は90度の半分の半分だよ

 

自分が追越し船かどうかわからない時は、追越し船と思え!

3 船舶は、自船が追越し船であるかどうかを確かめることができない場合は、追越し船であると判断しなければならない。

想像してください。

例えばあなたが航海中、前の遅い船を追い越したいと思いました。

でも前の船の正横後22.5度より後ろに、本船がいるかどうかがわからない時があります。

どうしますか?

 

そんな時は、本船は追越し船だということにしなければいけません。

 

つまり!

特に昼間は正横を判断しにくいので、実際は条文よりももっと広範囲で追越し船が適用されることになります。

 

注意!

舷灯は正横後ろ22.5度の位置では見えないように作られています。

夜間は舷灯を手掛かりにして追越し船かどうかを判断しますが、

舷灯の光はぼんやりと広範囲に見えるものだということを覚えておいてください。

光がぼんやり広がって見えてしまうのです。

舷灯が見えたからといってすぐに「本船は追越し船じゃない」と判断するのは愚かです。

 

ブル
ブル

どちらにせよ「迷ったら追越し船」

ということで間違いありません。

 

まとめ

追越し船の航法の要点をまとめます。

・確実に追い越して、十分遠ざかるまで進路を邪魔するな!

・正横後22.5度より後ろから追い越す船が「追越し船」だ!

・自船が追越し船かどうかわからなかったら、それはもう「追越し船」だ!

たった3つです。

ここまできた皆さんなら、比較的イージーなんじゃないでしょうか。

 

また、ここで注意点を一つ上げておきます!!

追越し船は他の見合い関係とは違い、他船が同航船(同じ方向に走っている船)であるという特徴があります。

だからなんだというと、、、

見合い関係がなかなか解消されません。

今後出てくる「行会い船」や「横切り船」に比べると、

追越しが終わり十分離れるまで、ずーっと見合い関係が続くことになります。

その間は、この法律に縛られることになりますので注意してください。

 

そして繰り返しになりますが、、、

ブル
ブル

本船よりちょっと早いくらいで船首かぶせてくるのまじやめて

 

「追越し船」は以上です!

 

ブル夫人
ブル夫人

追い越す→おいこす→オイコス!!

ブル
ブル

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