第14条「行会い船」船が正面に見えたら、お互いに避けること【海上衝突予防法】

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ブル
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こんにちは!ブルです!

 

今日は

海上衝突予防法

第2章「航法」

第2節「互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法」にある

第14条「行会い船」

について勉強していきます。

 

海上衝突予防法

第1章 「総則」(第1~3条)

第2章 「航法」

・第1節 あらゆる視界の状態における船舶の航法(第4~10条)

・第2節 互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法(第11~18条)←ここ!

・第3節 視界制限状態における船舶の航法(第19条)

第3章 「灯火及び形象物」(第20条~31条)

第4章 「音響信号及び発光信号」(第32~37条)

第5章 「補足」(第38~42条)

 

 

第2節 互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法

第11条 適用船舶

第12条 帆船

第13条 追越し船

第14条 行会い船←そしてここ!

第15条 横切り船

第16条 避航船

第17条 保持船

第18条 各種船舶間の航法

 

海というのは果てしなく広いものです。

こんなに広いというのに、船が通るルートはほとんど決まっています。

ブル
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誰もが最短ルート・最適ルートで行きたいと思うから

 

 

せっかくこんなに広い海なのに、船同士のルートが被ってしまいます。

だから、偶然かのように正面から向かってくる船も、当然のことなのです。

 

今回の第14条「行会い船」は航路が被っている反航船との航法です。

反航船=本船針路と真逆の船。進路に対し逆走してくる船。)

 

それでははりきっていきましょう!

 

行会い船の航法とは

第14条 2隻の動力船が真向かい又はほとんど真向かいに行き会う場合において衝突するおそれがあるときは、各動力船は、互いに他の動力船の左げん側を通過することができるようにそれぞれ針路を右に転じなければならない。ただし、第9条第3項、第10条第7項又は第18条第1項若しくは第3項の規定の適用がある場合は、この限りでない。

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行会い船のシチュエーション

条文にはまず行会い船とはどんなシチュエーションなのかが書いてあります。

2隻の動力船が真向かいほとんど真向かいに行き会う場合・・・

真向いかほとんど真向いです。

正面かほぼ正面です。

そんな位置から反航船がこちらに向かってくることを想像してください。

行会い船が適用されるには

次にどんな時に適用するかが書いてあります。

・・・2隻の動力船が真向かい又はほとんど真向かいに行き会う場合において衝突するおそれがあるときは・・・

「衝突するおそれがある時は」です。

完全な真向いからの反航船は衝突のおそれが確実にあるでしょう。

ほとんど真向いの場合は衝突のおそれがないときもあります。

こういったときは「行会い船」の航法」は適用されません。

 

行会い船の見合関係は誰が避航するか

・・・衝突するおそれがあるときは、各動力船は・・・

衝突のおそれがあるときに行動(衝突を避けるための動作)をとらなければならないのは「各動力船」です。

2隻ともが避航動作をとらなくてはいけません。

チキンレース禁止です。

他の条分だとどちらかが避けるのに対し、どちらもに避航義務があるのは、この条文ならではです。

「あっちが避けるだろう。大丈夫だろう。」

これは法律違反ですので注意してください!

 

ブル
ブル

衝突を避けるための動作はもう完璧?

ブル夫人
ブル夫人

「十分早めに、はっきりと大きく、ためらわずに」

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行会い船の航法

・・・互いに他の動力船の左げん側を通過することができるようにそれぞれ針路を右に転じなければならない。・・・

舵を右にきらなければいけません。

反航船と左舷対左舷で航過するためです。

基本的に船同士がすれ違う場合は左舷対左舷が原則となります。

これに則るため、こういう場合はお互いに右転するのです。

 

ただし!

第9条「狭い水道等」

第10条「分離通行方式」

第18条「各種船舶間の航法」

の適用があればそっちを優先してくださいね。

 

行会い船であると判断する条件

2 動力船は、他の動力船を船首方向又はほとんど船首方向に見る場合において、夜間にあっては当該他の動力船の第23条第1項第1号の規定によるマスト灯2個を垂直線上若しくはほとんど垂直線上に見るとき、又は両側の同項第2号の規定によるげん灯を見るとき、昼間にあっては当該他の動力船をこれに相当する状態に見るときは、自船が前項に規定する状況にあると判断しなければならない。

反航船が具体的どうなったら行会い船の見合い関係だと判断するのか。

反航船が真向い(ほとんど真向い)にいる状態で、、、

・夜→マスト灯2個が縦(だいたい縦)に見える、両方の舷灯が見える。

・昼→夜の条件に相当するとき。

です。

この条件が当てはまったら、行会い船の見合い関係は成立されています。

お互いに右転し、左舷対左舷で航過しましょう。

 

どっちかわからない奴は行会い船だ

3 動力船は、自船が第1項に規定する状況にあるかどうかを確かめることができない場合は、その状況にあると判断しなければならない。

おなじみのやつですね。

あなたが「自船は行会い船に当てはまるのかどうか」確認できない場合。

あなたの船は行会い船です。

避航義務が発生します。

中途半端な勘違いで衝突しないためにこの条文があります。

 

ブル
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追越し船にもこんなのありましたよね。

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まとめ

第14条「行会い船」の要点をまとめます。

① 正面(ほぼ正面)からの反航船と衝突のおそれがある時、お互いに右転して左舷対左舷で航過すること!

② 行会い船だと判断するべき時とは、正面(ほぼ正面)で、夜はマスト灯が縦に並ぶ時、両舷灯が見える時、昼はそれにあたる時!

③ 自船が行会い船かどうか確認できない時は行会い船だ。

です。

 

また、行会い船は他の見合い関係と違って、真逆の針路をとっているため、相対速度が速いです。

つまりどういうことかというと、接近までの時間が単純に約2倍早いということです!

まだ離れてるから~などと言っていると、気がついたらもう目の前にいることも珍しくありません。

このことを覚えておいてください。

ブル
ブル

だから互いに避航義務があるんだ。

 

今日はここまで!!

ブル
ブル

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