第18条「各種船舶間の航法」弱き者へ譲る優しさ。それが船乗り【海上衝突予防法】

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こんにちは!ブルです!

 

今日は

海上衝突予防法

第2章「航法」

第2節「互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法」にある

第18条「各種船舶間の航法」

について勉強していきます。

 

海上衝突予防法

第1章 「総則」(第1~3条)

第2章 「航法」

・第1節 あらゆる視界の状態における船舶の航法(第4~10条)

・第2節 互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法(第11~18条)←ここ!

・第3節 視界制限状態における船舶の航法(第19条)

第3章 「灯火及び形象物」(第20条~31条)

第4章 「音響信号及び発光信号」(第32~37条)

第5章 「補足」(第38~42条)

 

第2節 互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法

第11条 適用船舶

第12条 帆船

第13条 追越し船

第14条 行会い船

第15条 横切り船

第16条 避航船

第17条 保持船

第18条 各種船舶間の航法←そしてここ!

 

いよいよ第2節「互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法」も最後の条になりました。

 

前回までは見合い関係によって避航船・保持船が決定していましたね?

ですが今回は見合い関係は無視して、

具体的な船種によって「〇〇は●●を避けなければならない」的な話です。

 

そのまえに!

第9条「狭い水道等」や第10条「分離通航方式」はもう見ましたか?

 

「〇〇は●●を避けなければならない」的な話は第9.10条にも何度か出てきます。

そしてその第 9・10条と今回の第18条は行会い船や横切り船の航法にも出てきます。

「ただし!第9.10.18条の●●を除く」

という部分です。

 

第9.10条をちょっと忘れちゃった~って方は

第18条に入る前に、さらっと確認しときましょう。

 

ブル
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第9.10条は第1節「あらゆる視界の~航法」

第9条「狭い水道等」 右側航行・追越したい信号・優先順位【海上衝突予防法】
海技士、航海士をめざす上で避けては通れない海技試験。この法規の分野でまず一番最初に覚えるべき基本が「海上衝突予防法」です。今回は海上衝突予防法の第2章「航法」のなかから第9条「狭い水道等」について解説。追越し信号ではなく、追い越したい信号です。みなさんの筆記試験、口述試験の突破を祈ります!
第10条「分離通航方式」海上には見えない車線がある【海上衝突予防法】
海技士、航海士をめざす上で避けては通れない海技試験。法規の分野でまず一番最初に覚えるべき基本が「海上衝突予防法」です。今回は海上衝突予防法の第2章「航法」のから第10条「分離通航方式」を解説。陸でいうところの片側1車線の道路です。みなさんの筆記試験、口述試験の突破を祈ります!

 

それでははりきっていきましょう!!

動力船は●●を避けるべし!

第18条 第9条第2項及び第3項並びに第10条第6項及び第7項に定めるもののほか、航行中の動力船は、次に掲げる船舶の進路を避けなければならない。

一 運転不自由船
二 操縦性能制限船
三 漁ろうに従事している船舶
四 帆船

航行中の動力船は一番自由が利くため、上記の船たちを避けなければなりません。

ハンデのある船への電車の優先座席みたいなもんです。

先に行かせてあげましょう。

それが海の男の優しさです。

ブル
ブル

↑前もどこかで言ったような気がする

 

このほかにも「第9条第2項及び第3項並びに第10条第6項及び第7項に定めるもの」

とあります。

確認しておきましょう。

「9-2・10-6」狭い水道等・通航路での対帆船

「9-3・10-7」狭い水道等・通航路での対漁ろう船

ちなみに条文は以下の通りです。

9-2 航行中の動力船(漁ろうに従事している船舶を除く。次条第6項及び第18条第1項において同じ。)は、狭い水道等において帆船の進路を避けなければならない。ただし、この規定は、帆船が狭い水道等の内側でなければ安全に航行することができない動力船の通航を妨げることができることとするものではない。
9-3 航行中の船舶(漁ろうに従事している船舶を除く。次条第7項において同じ。)は、狭い水道等において漁ろうに従事している船舶の進路を避けなければならない。ただし、この規定は、漁ろうに従事している船舶が狭い水道等の内側を航行している他の船舶の通航を妨げることができることとするものではない。
10-6 航行中の動力船は、通航路において帆船の進路を避けなければならない。ただし、この規定は、帆船が通航路をこれに沿って航行している動力船の安全な通航を妨げることができることとするものではない。
10-7 航行中の船舶は、通航路において漁ろうに従事している船舶の進路を避けなければならない。ただし、この規定は、漁ろうに従事している船舶が通航路をこれに沿って航行している他の船舶の通航を妨げることができることとするものではない。

帆船は●●を避けるべし!

2 第9条第3項及び第10条第7項に定めるもののほか、航行中の帆船(漁ろうに従事している船舶を除く。)は、次に掲げる船舶の進路を避けなければならない。

一 運転不自由船
二 操縦性能制限船
三 漁ろうに従事している船舶

次は帆船が避ける番です。

動力船に避けてもらえる帆船は、運転不自由船・操縦性能制限船・漁ろうに従事している船舶を避けなければいけません。

ブル
ブル

弱肉強食のピラミッドみたいですね。

また、第9・10条に関しては、上を確認してください。

 

漁ろう船は、●●を避けるべし!

3 航行中の漁ろうに従事している船舶は、できる限り、次に掲げる船舶の進路を避けなければならない。

一 運転不自由船
二 操縦性能制限船

同じです。

動力船・帆船に避けてもらえる、漁ろうに従事している船舶は、運転不自由船・操縦性能制限船を避けなければいけません。

ただ、ここに関しては「できる限り」です。

弱肉強食みたいですね。

 

船舶は喫水制限船を妨げるべからず!

4 船舶(運転不自由船及び操縦性能制限船を除く。)は、やむを得ない場合を除き、第28条の規定による灯火又は形象物を表示している喫水制限船の安全な通航を妨げてはならない。

(運転不自由船及び操縦性能制限船を除いた)船舶は、喫水制限船の安全航行を妨げてはいけません。

安全な航行を妨げないというのはどういうことかというと、ずばり邪魔するなってことです。

その進路からしっかり離して、自由に行かせてあげてください。

 

ちなみに第28条の喫水制限船の灯火・形象物は、

昼:黒色円筒形の形象物

夜:紅色全周灯3個の連掲

です。

喫水制限船は十分注意すべし!

5 喫水制限船は、十分にその特殊な状態を考慮し、かつ、十分に注意して航行しなければならない。

 

そんな喫水制限船は、その特殊な状態を考慮し、十分注意して航行しなければいけません。

この意味するところは、

みんなが僕の安全航行を妨げないようにしてくれる~

喫水制限船でよかった~

などと言って、それにあぐらをかいてはいけません!

ということです。

 

他船が妨げないようにしてくれてるのなら、喫水制限船はそれ以上に慎重に航行する必要があります。

 

具体的には、機関用意・投錨用意・安全な速力・見張りの増強・信号等の励行などです。

 

水上航空機等は離れろ!

6 水上航空機等は、できる限り、すべての船舶から十分に遠ざかり、かつ、これらの船舶の通航を妨げないようにしなければならない。

水上航空機等はできるだけ離れてください。

そして全避けしてください。

決して我々を妨げないように。

ブル
ブル

(空に行ってください)

 

まとめ

第18条「各種船舶間の航法」の要点をまとめていきます。

①動力船は運転不自由船・操縦性能制限船・漁ろう船・帆船を避けろ!

②帆船は運転不自由船・操縦性能制限船・漁ろう船を避けろ!


③漁ろう船は運転不自由船・操縦性能制限船を避けろ!


④みんな喫水制限船の安全航行を妨げるな!


⑤喫水制限船はそのことにあぐらをかくな!注意して航行しろ!


⑥飛行機あっちいけ!

です。

 

まさに弱肉強食の世界のように見えますが、どちらかというと強者が弱者に譲っているスタンスです。

自由の利く船が、より不自由な船へ道を譲る。

まさにこれが海の男の優しさです。ジャックスパロウです。

ブル
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高っ!

 

ということで、これにて第2節は完結です!

次は航法の最後の節。

第3節「視界制限状態における船舶の航法」です。

気合入れていきましょう!

ブル
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