第23条「航行中の動力船」灯火の基本は動力船。夜間航海のほとんどがこれ【海上衝突予防法】

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こんにちは!ブルです!

 

今日は

海上衝突予防法

第3章「灯火及び形象物」の

第23条「航行中の動力船」

について勉強していきます。

 

海上衝突予防法

第1章 「総則」(第1~3条)

第2章 「航法」

・第1節 あらゆる視界の状態における船舶の航法(第4~10条)

・第2節 互いに他の船舶の視野の内にある船舶の航法(第11~18条)

・第3節 視界制限状態における船舶の航法(第19条)

第3章 「灯火及び形象物」(第20条~31条)←ここ!

第4章 「音響信号及び発光信号」(第32~37条)

第5章 「補足」(第38~42条)

 

第3章 灯火及び形象物

第20条 通則

第21条 定義

第22条 灯火の視認距離

第23条 航行中の動力船←ここ!!

第24条 航行中のえい航船等

第25条 航行中の帆船等

第26条 漁ろうに従事している船舶

第27条 運転不自由船及び操縦性能制限船

第28条 喫水制限船

第29条 水先船

第30条 びょう泊中の船舶及び乗り揚げている船舶

第31条 水上航空機等

 

第20条~第22条の灯火入門編で、

灯火の基礎的なこと(色・特性・範囲・距離など)を学びました。

もう「最小単位の灯火」については完璧です!

 

その灯火たちを組み合わせることで、やっと意味のある形になります。

それが第20条からいっている「法定灯火」ということになるのです。

 

今回がその1つ目「航行中の動力船」の法定灯火です。

はりきっていきましょう!!!

 

おさらいはこちら↓

第20条「通則」灯火及び形象物の入門編です【海上衝突予防法】
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海技士、航海士をめざす上で避けては通れない海技試験。法規の分野でまず一番最初に覚えるべき基本が「海上衝突予防法」です。今回は海上衝突予防法の第3章「灯火及び形象物」から第21条「定義」第22条「灯火に視認距離」を解説。各灯火の色・範囲・特性・距離です!みなさんの筆記試験、口述試験の突破を祈ります!

 

航行中の動力船の灯火

第23条 航行中の動力船(次条第1項、第2項、第4項若しくは第7項、第26条第1項若しくは第2項、第27条第1項から第4項まで若しくは第6項又は第29条の規定の適用があるものを除く。以下この条において同じ。)は、次に定めるところにより、灯火を表示しなければならない。

一 前部にマスト灯1個を掲げ、かつ、そのマスト灯よりも後方の高い位置にマスト灯1個を掲げること。ただし、長さ50メートル未満の動力船は、後方のマスト灯を掲げることを要しない。

二 舷灯1対(長さ20メートル未満の動力船にあっては、舷灯1対又は両色灯1個。第4項及び第5項並びに次条第1項第2号及び第2項第2号において同じ。)を掲げること。

三 できる限り船尾近くに船尾灯1個を掲げること。

 

航行中の動力船の法定灯火は以下の通りです。

①前部マスト灯1個+それより高い位置に後部マスト灯1個(50m未満の船は前部だけ)

②舷灯1対(20m未満の船は両色灯1個でもいい)

③できる限り船尾近くに船尾灯1個

この灯火たち組み合わせが「航行中の動力船」を表します。

これが基本中の基本です。

夜間航行において8~9割この灯火です。

 

イメージしやすいように図で見てみましょう。

わかりますか?

よく本なんかに書いてある図は、真っ暗な夜間航海ではこう見えます。

慣れれば簡単です。

航海士の目にはこう映ります。

 

 

では、これはどうでしょうか?

 

これが航海士にはこう見えます。

 

これは。

 

こう見えます。

 

この赤灯が見えるということは、左舷側を見せているということです。

もしあなたが航海中にこの灯火を見たら、あなたは避航船になるかもしれません。

見張りにより接近の可能性や衝突のおそれの有無を確かめましょう。

第15条「横切り船」赤は止まれは陸の話。赤が見えたら避航義務【海上衝突予防法】
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エアクッション船の灯火

2 水面から浮揚した状態で航行中のエアクッション船(船体の下方へ噴出する空気の圧力の反作用により水面から浮揚した状態で移動することができる動力船をいう。)は、前項の規定による灯火のほか、黄色の閃光灯1個を表示しなければならない。

エアクッション船の灯火は以下の通りです。

「航行中の動力船」の灯火 + 黄色の閃光灯1個

です。

 

航海士の私ですら、エアクッション船を実際に見たのは「ドンキーコング3」くらいです。

そのくらいレアです!

 

ブル
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なつかしい。無性にやりたい。

 

 

特殊高速船の灯火

3 特殊高速船(その有する速力が著しく高速であるものとして国土交通省令で定める動力船をいう。)は、第1項の規定による灯火のほか、紅色の閃光灯1個を表示しなければならない。

特殊高速船の灯火は以下の通りです。

「航行中の動力船」の灯火 + 紅色の閃光灯1個

 

これもないです。

もし見たら写真撮ってください。

ブル
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見てみたいです!

 

特殊高速船って何?って方はおさらい。

第1章「総則」法規で大事なのはまず定義【海上衝突予防法】
海技士、航海士をめざす上で避けては通れない海技試験。この法規の分野でまず一番最初に覚えるべき基本が「海上衝突予防法」です。今回は海上衝突予防法の第1章「総則」について解説。みなさんの筆記試験、口述試験の突破を祈ります!

 

12m未満の動力船の灯火

4 航行中の長さ12メートル未満の動力船は、第1項の規定による灯火の表示に代えて、白色の全周灯1個及び舷灯1対を表示することができる。

12m未満の動力船の灯火は以下の通りです。

・「航行中の動力船」の灯火でもいいし

白色全周灯1個 + 舷灯1対でもいい

どっちかです。

 

省略していいのは、船が小さいからです。

狭いからです。

 

ブル
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そう覚えとけばいいでしょう。

 

 

7m未満の舟の灯火

5 航行中の長さ7メートル未満の動力船であって、その最大速力が7ノットを超えないものは、第1項又は前項の規定による灯火の表示に代えて、白色の全周灯1個を表示することができる。この場合において、その動力船は、できる限り舷 灯1対を表示しなければならない。

7m未満の舟(MAX7㏏)の灯火は以下の通りです。

・「航行中の動力船」の灯火でもいいし

・12m未満の動力船の灯火でもいいし

白色全周灯1個(できるだけ舷灯1対)でもいい

どれかです。

 

さらに小さい船は省略を許されるということです。

もはや、スペースの問題ですね。

全周灯1個でいいといいつつ、結局できれば舷灯1対つけてねとのことです。

ブル
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(・・・じゃあ結局12m未満と同じ?)

 

 

 

12m未満の動力船のマスト灯

6 航行中の長さ12メートル未満の動力船は、マスト灯を表示しようとする場合において、そのマスト灯を船舶の中心線上に装置することができないときは、マスト灯と同一の特性を有する灯火1個を船舶の中心線上の位置以外の位置に表示することをもって足りる。

12m未満の動力船のマスト灯が、船体構造上やスペースの問題で船の中心線上に表示できない時は、中心線上じゃなくてもいいとのことです。

ですが、その灯火はマスト灯と同じ灯火である必要があります。

 

つまり、夜間航海中こんな灯火が見えたら、、、

 

「7m未満の舟」で「マスト灯が中心線以外に表示されているかもしれない」ということです。

 

 

12m未満の動力船の両色灯

7 航行中の長さ12メートル未満の動力船は、両色灯を表示しようとする場合において、マスト灯又は第4項若しくは第5項の規定による白色の全周灯を船舶の中心線上に装置することができないときは、その両色灯の表示に代えて、これと同一の特性を有する灯火1個を船舶の中心線上の位置以外の位置に表示することができる。この場合において、その灯火は、前項の規定によるマスト灯と同一の特性を有する灯火又は第4項若しくは第5項の規定による白色の全周灯が装置されている位置から船舶の中心線に平行に引いた直線上又はできる限りその直線の近くに掲げるものとする。

ながくてややこしいとこです。

一旦おさらいです。

 

まず第1項によると、

「航行中の動力船」の舷灯は、舷灯1対

(①20m未満の船は両色灯1個でもいい)です。

 

そして第6項によると、

12m未満の舟のマスト灯は、

②無理なら中心船上じゃなくてもいいです。

 

では、この2つを合体させた船がいるとします。

12m未満の舟が
①両色灯を表示して、
②マスト灯を中心線からずらしています。

ブル
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いま言った第1項・第6項よりOKですよね。

 

この項が言っていることは、

そんな船は両色灯も位置を変えていいよって話です。

ただそんだけです。

 

でもその時は「ずらしたマスト灯」「ずらした白色全周灯」

船首尾一線上かその近くに表示しましょう。(できる限り)

 

ブル
ブル

いまいちわかりにくいですよね。

 

まとめ

 

航行中の動力船の法定灯火について要点をまとめます。

「航行中の動力船」の灯火は

①前部マスト灯1個+それより高い位置に後部マスト灯1個(50m未満の船は前部だけ)

②舷灯1対(20m未満の船は両色灯1個でもいい)

③できる限り船尾近くに船尾灯1個

エアクッション船の灯火は「航行中の動力船」 + 黄色閃光灯1個

特殊高速船の灯火は「航行中の動力船」の灯火 + 紅色閃光灯1個

・12m未満・7m未満は「航行中の動力船」から省略できるものあり。

・12m未満のマスト灯・両色灯は中心からずらせる。

です。

 

もうわかった人もいると思いますが、「航行中の動力船」の灯火を中心に変化していっています。

冒頭でも言いましたが、「航行中の動力船」の灯火が基本中の基本です。

夜間航海では、ほとんどこの灯火と言ってもいいでしょう。

これを間違えるようでは見張りは絶対に行えません。

パッと見て船の姿をすぐに想像できるように鍛えましょう!

ブル
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ちなみに飛行機の両翼灯も舷灯とおなじ色だよ

 

今日はここまで!!

ブル
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